追い抜かれたものだけが存在する紙の上

詩,歌,掌編とかを趣味にする人の徒然

1%の冷静さが支配する,衝動的行動

本名でやっていた,本業について綴っていたブログを閉鎖した。

やや衝動気味だったが*1,すこし前からそろそろ潮時だとは思っていた。

 

ひとつは,言いたいことが言えなくなったこと。本名でやっていたというのと,院に進学すると必然的に自分の名前だけではなく,所属名がついて周るので,常に身内も含める周りの目にさらされ,明示的にであれ暗黙的にであれ,発言内容に規制がかかっていた。昔は論考の切れ味で売っていた(うわぁ手前味噌きもい)私だったが,当たり障りのないことしか書けなくなってきた。最終的には自分の学会発表の告知と御礼のエントリくらいしか上げなくなった。

 

しかし,上記のエントリですら,やれ本名がでたとか,やれ共同研究なのに自分だけ目立とうとしているとか,権利問題が徐々に浮き彫りになりはじめた。いやしかしね,共同研究なんて名前出さないと自分の手柄っぽくなるし,出したら出したで問題になるし。

 

しかもけっこうアクセス数の多いブログだったので(一日に三桁行く),先生の名前でググったら最初のページに私のブログが出てくるという問題が出てきた。ますますエントリは書き辛くなり,最早ブログを続ける意味がなくなっていた。

 

あんまり問題になるようなエントリを書くなと指導してくれた周りの方々に不満があるわけではない。寧ろこれから私のいるこの世界で円満に生きていくためには必要なことだったと思う。むしろ感謝しています。

ただ,あちらのブログを閉鎖し、こちらに書き込みをしている現在の,この,月並みな表現だが「開放感に満ち溢れた気分」は,久しく味わっていなかった懐かしく心躍るような嬉しい感覚だ。

例えるなら,逆流性食道炎が治ったときのアレな感じ(ええ、まさに)。

 

さて,このアカウントでどんなことが出来るだろうか。いやべつに何かヤバいことやるつもりはありませんが。というわけで,このブログを引き続きよろしくお願い致します。