追い抜かれたものだけが存在する紙の上

詩,歌,掌編とかを趣味にする人の徒然

名古屋COMITIA41

名古屋コミティア41に行って来ました。

いわゆる同人誌展示即売会というやつです。

オリジナルオンリーイベントということで,コスの人とかも少なく,文芸にも介入の余地があったのか3割ぐらい文芸だったように思います(身辺感覚統計です)。

 

ただその中でも,私が見逃していただけかもしれませんが,詩作品は1,2サークルでしか見当たらず,そのうちの一つは総合制作サークルの出している総合文芸誌の中に収録されているものでした。

 

なんだかんだ小説とかコミックもちょっと買って,戦利品はこんなかんじ(写真参照)。

ひとつ表紙と中身が上下逆さに入っていました。。。まあ高価だったわけでもなく,手製本でしたので仕方がないです。ひっくり返して読みます。

 

ちょっと見えてる『遠野物語2』が妙にシュールでクスっと笑える小冊子で,面白かったです。

原石堂さんの『書を作って町に出よう』は,別に寺山修司のパロってわけではなく,即売会イベントの指南書的なものでした。コンセプトが面白かったので購入。勉強させて頂きます。

『BALI』という作品は,薄い冊子の漫画なのですが,これは詩的におもしろかったです。大部分はセリフすらない絵だけで見せる作品なのですが,その絵が実に綺麗で一目見てガツンときて即買いしてしまいました。

詩となると,これを文字で表してその情景を読者の頭に描かせることができたらどんなに素晴らしいだろう・・・と妄想してみたり。

無料配布冊子をいただいたのですが,それを配っていた方が某国立大の准教授の方だそうでびっくり。私もアマチュアながら研究をしている身ですが,こういうのは続けてQOLを高めていきたいですね。趣味ってそういうものですよね。

皆さん本当に個性あふれる作品を出品していらっしゃいました。お相手して下さった方々に心より感謝致します。

 

同人のサークルってなんかいいですね。私も何かしてみたくなりました。

詩オンリーはもちろん,文芸オンリーのイベントも私の住居地周辺ではなかなか開催されないようなのですが,東京まで行くのは少々しんどい。

ただ文学フリマは今度大阪で開催されるようなので,ちょっと行って見てこようかなと考えています。

 

 

f:id:JunJyn:20120916215736j:plain