追い抜かれたものだけが存在する紙の上

詩,歌,掌編とかを趣味にする人の徒然

アコギ購入までの道程1

これまでエレキ一辺倒で、アコギの曲もエレキでなんやかんやしてやってたのでアコギは持ってませんでしたが、アコギ(エレアコ)を買おうと思って楽器屋巡り等しました。最初の一本なので予算は5万前後を想定。その記録をば。

アコギを買おうと思い立ち、最初に楽器屋巡りをしたのは元軽音楽部時代の友人2人とだった。軽音楽部時代に良く通ったルートで、名古屋の繁華街を北から南に抜けるコースだった。
イシバシ楽器で、アコギをみていたはずがいつの間にかピックアップの磁力かなんかでエレキの方に吸い寄せられ、気がついたらヌーノベッテンコートモデルを手にしていた。
私はプレイアビリティ重視のIbanez使いなのだけれど、ヌーノモデルは実に弾きやすかった。軽いボディに細くて薄いネック(2014年上半期時)、ハイフレットの演奏を考慮したジョイント部に、程よく歪み抜けのいいピックアップ。あーほしいなーと思ったけど、2ハムのギターばかりなん本も持ってても仕方ない(し余裕もない)のでグッと堪えつつ、ただビルローレンスへのピックアップのリプレイスメントは考えながら次の楽器屋へ。
※ちなみにここで軽音楽部時代の同期と偶然の再会。仕事も落ち着いてそろそろギター再開しようかと思っていたとのこと。そういう時期に来てるのかもしれない。

島村のアコギはあんまりピンとこなかったので、次の楽器屋へ。

ビッグボスはアコギほとんど置いてなかったので、次の楽器屋へ。

で、コメ兵に。とりあえずいつも通り見た目で絞り込んでから音を聞いてみることにした。

候補に挙がったのは、アリアの2万円ちょいのエレアコフェンダーの4万くらいのエレアコ。完全に見た目で。アリアは青いシースルーでトップの木目が綺麗(プリントだけど)で、小型でカッタウェイだったこと、あとフェンダーもやや小型のカッタウェイで茶色の木目がいい感じ(たぶんプリントだけど)だったので。比較用に8万くらいのタカミネのエレアコも用意してもらった。
※タカミネのこの価格帯のエレアコはその後も比較用に好んで弾かせてもらう。品質が高く安定している気がしてなおかつどこでも置いてあるからだ。予算で買える大抵のエレアコより鳴りが良いので、よい「基準」となる。
 

初めにアリアのものを弾いて、うーん、まあこんなものか…と…
まあアコギなんてそんな知らんからよく分からん、と思いつつタカミネに持ち替えて試奏。

…!!!

これが本当に同じ楽器なのか!

いやまあ、そんなにアコギの良し悪しに造形が深いわけじゃないけど、コード一つ弾いた瞬間に響きの深さが全然違うのはよくわかった。びっくりして目を丸くしていたら一緒にいた友人も、全然違うね!聞いててもわかる!と上ずった声を出していたので、やっぱり気のせいじゃなく随分違うっぽい。
その後暫く鳴らしてまた2万のアリアに持ち替えたら、なんかもうおもちゃみたいな音に思えて弾く気にならなかった。
で、フェンダーを弾いてみる。うーん。タカミネほどじゃないけど、弾く気にならないほど悪くない。結構いいんじゃないか?買うか…?
その後もう一人の友人(あと一人は専ら聴いてた)と交互にタカミネとフェンダーを持ち替えて(なにも言わずとももう友人もアリアを手にすることはなかった)、とりあえず保留にしようということで今回の楽器屋巡りは終了。その後に続く。